ケイト(ヒラリー・スワンク)が初めて身体に異変を感じたのは、誕生日パーティでピアノを弾いた時だった。やがて難病ALSと診断され、一年半後には歩行器と車椅子に頼り、一人では着替えることすらできなくなってしまう。毎朝メイクをしてくれるエヴァンが出勤した後は、介助人が通って来る日々。ある時、ケイトはエヴァンに無断で介助人をクビにし、大学生のベック(エミー・ロッサム)を面接する。介助の素人どころか普通の家事さえもできないベックをエヴァンはその場で断ろうとするが、ケイトは患者ではなく友人として話を聞いてほしいとベックを採用する。

だが、ベックの働きぶりは予想より遥かにひどかった。ジュース用の野菜すら満足に刻めない上に、「ALS発症後の寿命は?」と無神経な質問をし、言葉遣いも下品で、スラングを連発する。「おばあちゃんが入っていた介護施設でのボランティア」が唯一の経験だという彼女は、ケイトのトイレの介助に大失敗してしまう。 何をやってもうまくいかないベック。本当はミュージシャンを目指しているのだが、極度の緊張症で、人前で歌うことができない。ヤケになって酒をあおっては、バーに居合わせた男性と一晩だけの関係を繰り返すという、奔放な生活を送っていた。

てっきり1日でクビになったと思っていたベックに、ケイトに頼まれたエヴァンから「君を雇いたい」と電話が入る。毎日遅刻を繰り返しながらも、何とか通い続けるベック。 ある夜、ケイトはエヴァンに勧められて久しぶりに女友だちを招くが、無理に明るくすることに疲れてしまう。深夜になっても帰らないエヴァンのメールをベックに頼んで盗み見たケイトは、彼の浮気を見つけ、ベックに「ここにいたくないわ。彼が帰る前に連れ出して」と頼むのだった。

やがてベックが住み込みで介助するようになり、彼女の自由な言動がケイトの心を解放していく。積極的に外に出掛け、新しく刺激的な日々の中で絆を深めていく二人。残された時間の中で、彼女たちが見つけた、生きる上で本当に大切なこととは―。