ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年記念作品『ウィッシュ』。
2023年12月15日に公開され、人気を博していますね。
通常であればここで迷わず「早く見に行こう!」と思うものですが、今回は少し事情が異なります。
どうしても、
「母国アメリカ合衆国では大コケ」
「おもしろくなかった」
などネガティブな情報や感想があふれているため。
SNSでは好意的なレビューが多く見受けられますが、YouTubeの映画評動画では辛口な意見が目立ちます。
「子供を連れて家族みんなで見に行っていいの?」
そう心配しているママさんもいらっしゃるかと思います。
今回はディズニー映画『ウィッシュ』を見に行っていい人、向いていない人について解説します。
ディズニー映画『ウィッシュ』小さなお子様を連れての鑑賞は問題なし!
結論から言います。
小さなお子様をお連れのママさんはぜひ、劇場に足を運んで下さい。
上映時間は1時間35分、同時上映の短編『ワンス・アポン・ア・スタジオー100年の思い出―』12分を足しても2時間かかりません。
小さなお子様が映画に飽きてぐずる心配は最小限。
『アナと雪の女王』スタッフが贈るミュージカルは楽しい思い出になると思いますよ。
心優しくけなげなヒロイン、ユニークな仲間たち、しゃべる動物にかわいいスター。
わかりやすい悪役、これまでディズニーでアニメ化されたおとぎ話へのオマージュが満載。
宝さがし感覚で「あれがわかった」「あそこに〇〇が出ていた」と語り合うのもよし。
激情の大画面で見る星空はとてもきれいですし、ファンタジーの世界を堪能できます。
ディズニー映画『ウィッシュ』不向きな人は?
『ウィッシュ』に不満を持つ人の意見をまとめてみました。
●ウォルト・ディズニー・カンパニー100周年記念作品としては地味
●ストーリーもアニメーションの出来栄えも普通
●ディズニーの自分語りが鼻につく
●キャラクターの掘り下げができていない
●ヒロインに自我がない
●世界観が破綻している
●背景の2Dアニメーションが稚拙
●オマージュは理解できるけれども、無駄なキャラクターが多すぎる
●ミュージカルなのに文句なしの名曲は「WISH」だけ
映画好き・アニメ好き・ミュージカル好きには物足りない内容だったようです。
満足できなかった人の特徴は以下の通り。
- ストーリーに整合性がとれていないと気になる
- キャラクター設定にこだわりがある
- 小ネタよりも物語の完成度を求める
- アニメーション技術に詳しい
つまり、映画通・アニメ痛の方々ですね。
なかにはディズニーアニメの大ファンもいて、アニメーション技術について高く評価しているからこその辛口レビューもありました。
ライトな観客は見に行っても問題ないと思います。
そして、辛口のレビューをしている方が口をそろえておっしゃること。
それは
『ウィッシュ』より『ワンス・アポン・ア・スタジオー100年の思い出―』がすばらしい
これは筆者も見に行って同じことを感じました。
ディズニーがこれまでに生み出したキャラクターたちが繰り広げる100年の歴史。
このアニメーションは12分間にすべてを凝縮した質の高い作品です。
YouTubeでこの予告編も配信していますので、まだ劇場に足を運んでいない方、気になった方は見てみてください。
こうしたキャラクターの使い方はディズニーの得意とするところ。
『ファンタジア』も不朽の名作ですよね。
短編を大画面で見るだけでも、劇場に行く価値はあると思いますよ。
まとめ
『ウィッシュ』は小さなお子様をお連れのママさんにはおすすめの映画。
アメリカでの不人気、日本で映画通の方々が厳しい意見を述べていますが、ライトなアニメファンには楽しめる内容です。
アーシャは心優しく、けなげで仲間たちと巨悪に立ち向かう王道のヒロイン。
ディズニーはハッピーエンドですので、安心して鑑賞できます。
なんといってもウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年に当たるのは今だけ。
気に入ったキャラクターグッズがあれば、購入しておくといい思い出になると思いますよ。