いよいよ佳境に入った秋ドラマ。
『パリピ孔明』はご覧になっていますか？おもしろいですよね。
豪華な俳優陣が醸し出す、コミックやアニメ版とはまた異なる吸引力。
筆者は毎週、欠かさずに見ています。
向井理さんの諸葛孔明、森山未來さんのBBラウンジオーナーもいいですが、やはりヒロイン英子を演じている上白石萌歌（かみしらいし もか）さんの力が大きいと思われます。
キュートな外見、実直さを感じさせる表情、透明感のある歌声がシンガーソングライターを目指す主人公にぴったり。
はまり役とはこのことです。
今回は上白石萌歌さんのプロフィール、珍しい名字の由来、おすすめの出演作を紹介したいと思います。
上白石萌歌さんの経歴
2000年2月28日鹿児島県鹿児島市出身。
小学校1年から3年間メキシコに滞在。
2011年 姉の上白石萌音とともに第7回東宝シンデレラオーディションに応募。史上最年少でグランプリに輝き、東宝芸能に所属することになります。
その年からローティーン向けファッション誌『ピチレモン』の専属モデルとして活動。
2012年 WOWOWの連続ドラマ『分身』でヒロイン（長澤まさみ）の子供時代を演じました。
2016年 ミュージカル『赤毛のアン』で史上最年少アン・シャーリー役。
2017年 ミュージカル『魔女の宅急便』で主演キキ役。
2018年 舞台『続・時をかける少女』で主演。
同年、映画『羊と鋼の森』で姉の上白石萌音と初共演。日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。
モデル・女優・声優として活動すると同時に、歌手としてテレビCMソングを歌うなど多才。
『パリピ孔明』の英子役に抜擢されたのも、伸びのある声と歌唱力に定評があるからなのですね。
上白石萌歌さん 名字の由来
上白石萌歌さんは変わったお名前ですよね。
筆者は最初、読めませんでした。（笑）
芸名ではなく、本名だというので再度驚きましたが、鹿児島県のご出身と知り納得しました。
南九州は変わった名字が多いことで知られていますからね。
筆者は九州出身ですから、鹿児島県出身の変わった苗字を持つ知り合いが数名います。
「上白石」姓は、江戸時代に鹿児島県薩摩川内市宮里町に存在した「上白石門」から来ているとか。
門の上に白い石があったそうです。
明治時代の名字許可令でできた比較的新しいもののようですね。
上白石萌歌さんが出演したおすすめの作品
ドラマ『ソロモンの偽証』（2021年）
WOWOW開局30周年ドラマです。
宮部みゆきの原作小説を全8回で映像化。
このドラマは原作、映画版とは異なり現代の高校を舞台にしています。
上白石萌歌さんが演じたのはヒロイン藤野涼子。
学校で起きた男子生徒の死。事故？それとも他殺？
真相を追求すべく開かれる前代未聞の学校裁判。
藤野涼子はクラス長で、裁判の中心となる人物です。
真面目で正義感が強い主人公は上白石萌歌さんのイメージ通り。
黒髪のボブカットと制服がとても似合っていました。
尺が長いだけに映画版では描かれていなかった細部の描写が秀逸。
まだ見ていない方はぜひ、どうぞ。
映画『羊と鋼の森』（2018年）
将来に何の希望も持っていなかった青年 外村が、偶然ピアノ調律師に出会います。
ピアノ調律の奥深さを知った外村はその道を目指しますが、ある姉妹と出会ったことで人生の転機が訪れます。
上白石姉妹が初共演したヒューマンドラマ。
上白石萌歌さんが演じたのはピアニストを志望する姉妹の妹である佐倉由仁。
明るく活発な少女ですが、突然ピアノを弾けなくなり…。
「才能とは何か？」「仕事とは何か？」をテーマにした、映像と音楽がすばらしい映画。
久石譲×辻井伸行のエンディング曲が特に心にしみわたります。
NHKドラマ『ファーストラヴ』（2019年）
島本理生の直木賞受賞作を真木よう子主演でNHKが映像化したドラマです。
映画版もありますが、出来もキャスティングもドラマ版が数段上。
原作小説が好きな方はこちらを見てほしいですね。
上白石萌歌さんが演じたのは父親を殺害した女子大生 聖山環菜（ひじりやま かんな）。
女子アナウンサーを目指していた彼女は端正な顔立ちで、小動物のような可憐な女性です。
はかなげな美少女がどうして父親を殺すことになったのか？
臨床心理士と弁護士が真相を追求しますが…。
原作のイメージに合致したキャスティング。
かわいらしく、庇護欲を掻き立てる外見ですが、実は、、、というところをうまく体現できていると思いました。
まとめ
上白石萌歌さんの経歴、名字の由来とおすすめの出演作を紹介しました。
とても才能のある女優さん。
これからも活躍して世界に羽ばたいて欲しいですね。