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【2023年】Netflixで配信されている傑作犯罪ドキュメンタリー5選!

Netflixは質の高いオリジナルドラマで有名ですね。

ですが、見逃せないのはオリジナルドキュメンタリー。

特に犯罪ドキュメンタリーは、珍しい映像やインタビューが多く濃い内容。

見ているとつい、引き込まれてしまいます。

テレビでは放送できない番組が視聴できるのは、サブスクの醍醐味ですよね。

この記事では2023年、Netflixで配信されている犯罪ドキュメンタリーを5つご紹介します。

純粋に好奇心を刺激するものから身につまされるものまで選びました。

興味のある方は見てみてくださいね。

目次

『ビリー・ミリガン;24の人格を持つ男』ある多重人格障害者の人生

2021年制作。

1977年、オハイオ州で起きた連続暴行事件。

犯人ビリー・ミリガンはすぐに逮捕されましたが、精神鑑定の結果「多重人格障害」と診断されます。

最初は10だと思われていたビリーの人格は、最終的には24人確認されました。

ドキュメンタリーではビリー・ミリガンの数奇な人生を振り返ります。

生い立ちから犯行、多重人格障害だと診断され、マスコミの寵児になってから亡くなるまでを専門家や近しい人々の証言から再構築していきます。

「公平だな」と感じたのはビリーの多重人格障害を信じた人、信じなかった人、どちらの視点も紹介していること。

ビリー自身の映像やビリーの兄妹・母親・友人のインタビューも収録されています。

ダニエル・キイスの『24人のビリー・ミリガン』『ビリー・ミリガンと23の棺』の読者は必見です。

『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』日本発ドキュメンタリー

2023年制作。

高尾昌司『刑事たちの挽歌 警視庁捜査一課「ルーシー事件」』(文春文庫)の映像化です。

2000年に起きた六本木ホステス殺害事件。

被害者女性ルーシー・ブラックマンさんがイギリス人であったことから、世界で注目を集めました。

プレッシャーの中、犯人逮捕に尽力した警察官たちの苦労を描いたドキュメンタリーです。

この事件は被害者、または加害者の生い立ちに目が行きがち。

実際にそういった書籍をたくさん読んできました。

ですが、事件から20年以上経過して、当時捜査に当たった人々がどんな些細な手がかりから犯人に行き着いたか、女性捜査官がどれほど被害者たちに寄り添っていたかなど広く世間に伝えられるのは有意義なことだと思います。

非常に陰惨な事件ですが、抑制の効いた演出、被害者やそのご家族に配慮された作り方に共感を覚えました。

配信直後、世界でベスト10入りした注目作品です。

『私の娘を殺した男』父親のすさまじい執念

2022年制作。

フランス・ドイツ両国を舞台にした事件。

娘を殺害した犯人を法で裁くべく、半生を捧げた父親の物語です。

離婚し、妻の元に残した娘が若くして他界。

死因に不審なものを感じた父親は、独自の捜査を開始します。

容疑者は妻の再婚相手。

相手が高名な医師であったことから、周囲に白眼視され、変人扱いされた父親が39年をかけて事件を暴きます。

最後には実力行使した彼の判断は賛否が分かれるかもしれません。

ですが、父親の愛に胸が締めつけられる人も多いでしょう。

父親の執念もさることながら、元妻や近所の人々の無関心にも驚く一本です。

『アメリカン・マーダー 一家殺害の実録』SNSの功罪

2020年制作。

精力的に仕事・育児をこなす妻シャナンとかわいいふたりの娘たちが突然の行方不明。

連絡が取れなくなった友人がすぐに警察に連絡し、シャナンの家を捜索しますが、手がかりはありません。

シャナンの夫クリスは心当たりがないと言いますが、隣人は彼の言動に違和感を覚えます。

防犯カメラ、友人たちの撮影したビデオ、警察の録画、実際のSNS画面などでつづられる事件の全容。

再現VTRではなく、家族や友人から提供された実際の映像を使っているところが斬新で時代を感じました。

事件後、一部のSNSでは被害者を貶めるコメントがあったようですが、こうした傾向は万国共通なんですね。

被害者の生活や生の声を知ることができる反面、誹謗中傷をする人もいる諸刃の刃。

ご遺族の思いをくみ、被害者の人となりがわかるドキュメンタリーに仕上がっています。

『アマンダ・ノックス』ある日、身に覚えのない罪で逮捕されたら?

2016年制作。

外国で突然、身に覚えのない罪で逮捕されたら?

そんな不条理劇のようなことが実際に起きました。

中心となるのはアメリカ人の留学生アマンダ・ノックス。

2007年、イタリア留学中にルームメイトを殺害した罪で起訴され有罪になり、刑務所で4年間暮らしました。

その後、イタリア最高裁判所で無罪を勝ち取るまでを描いたドキュメンタリーです。

ご本人も語っていますが、誰の身にも起こりうること。

「荒唐無稽」「こんなバカな主張は、誰も信じない」

そう思っても、一度裁判にかけられて有罪になれば、判決を覆すのは困難です。

いざという時の対処法は知っておいた方がいいですね。

まとめ

以上、2023年Netflixで配信されている犯罪ドキュメンタリーを5作品紹介しました。

犯罪は時代を映す鏡です。

被害に遭わないためには、犯罪の傾向を知っておくことが大切。

「家の鍵は短時間でもかける」「一人ででかけるときには周囲に声をかけておく」など対処できることはきっとあります。

興味のある方はぜひ、ご覧くださいね。

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