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高嶋政伸さんの経歴、俳優としてのターニングポイントは?【NHK『大奥』season2で怪演】

ドラマ好きの話題をさらっているNHK『大奥』season2。

NHKならではの製作費をかけたていねいな作り、オリジナルのストーリーを損なわずにひねりを入れた脚本、俳優の演技、どれをとっても見事です。

仲間由紀恵さんの悪役ぶりが突き抜けていましたが、ここに来て高嶋政伸さんが演じた徳川家慶にも注目が集まりました。

登場回数は少ないものの、視聴者からは

「気持ち悪い」

「人間のクズ」

「地獄の展開」

といった声が集まっていますね。

徳川家慶はよしながふみの原作コミックでも1,2を争う「人でなし」ですから、これは称賛の声と捉えていいと思います。

それにしても、高嶋政伸さんはデビュー当時さわやかキャラで売っていた俳優さん。

なにがあったのかと思いますよね。

この記事では高嶋政伸さんの経歴とターニングポイントになった出来事について紹介したいと思います。

目次

高嶋政伸さんの経歴

1966年10月27日東京都出身。

タレント高島忠夫さんと元宝塚女優 寿美花代の三男として誕生しています。

俳優の髙嶋政宏さんは高嶋政伸さんの兄にあたります。

成城学園中学・高校・大学を卒業。

もともとは俳優ではなく映画監督を目指していたそうです。

父と兄の付き人をしていたところ、プロデューサーに紹介されデビュー。

1990年 石ノ森章太郎原作のドラマ『HOTEL』で主人公のホテルマン赤川一平を演じ、当たり役に。

「姉さん、事件です」の決めゼリフは今でもパロディに使われるほどです。

努力家で腰が低く、一所懸命な青年のイメージはこの役でついたものですね。

NHK連続テレビ小説や大河ドラマ、民放のドラマなどに多数出演。

2008年頃からイメージチェンジ。

映画『L change the World』では奇妙な外見をもつ拝金主義者を演じ観客を驚かせました。

徹底した悪者ぶりで、一度見ると忘れられない役ですね。

Lを演じた松山ケンイチさんは観客に強烈なインパクトを与えましたが、ある意味では高嶋政伸さんも負けていなかったと思います。

高嶋政伸さんの路線変更 きっかけは?

 映画『L change the World』の的場大介役だけであれば、単発の「怪演」で終わったと思います。

ですが、2008年にモデルの美元(みをん)さんと電撃結婚し、2010年には破局したことから雲行きが変わってきました。

あの泥沼離婚騒動はすさまじかったですね。

報道は加熱する一方、高嶋政伸さんの変わり果てた姿がスクープされました。

現在では「腓骨神経麻痺」(ひこつしんけいまひ)という足が動かなくなる病気で、運動不測のために太ってしまったといわれていますが、当時は離婚裁判のストレスで過食?などの噂がささやかれていたものです。

その後、今度は激やせ。

「過労」「役作り」など様々な説が飛び交いましたが、真相は藪の中。

それでも視聴者は「高嶋政伸さん、大変そう」という目で見るようになってしまいます。

こうした中、かつての「好青年」役は演じづらくなったのでしょうか?

悪役や主人公の敵役を演じることが増えていきました。

高嶋政伸さん イメチェンは成功?

離婚は残念ですが、「俳優 高嶋政伸」としてイメージチェンジは結果オーライだったのではないでしょうか。

「真面目な好青年」「さわやかキャラ」は何年も続けられる役ではありません。

毎年出てくるイケメン俳優、戦闘ヒーローものの主役などライバルは山ほどいます。

先細りは目に見えていました。

どんな役でもこなす、自由度の高い俳優でいた方が仕事は増えるはず。

また、ご本人も楽しいでしょうね。

昔、女優の桃井かおりさんが「ひとつの役柄でしかオファーが来なかった時期は女優をやめようと思った」と語っていました。

風間杜夫さんも「悪役の方が楽しい」と発言していましたし、テレビドラマではインテリキャラばかりを演じている長塚京三さんも舞台ではうれしそうに「ダメ男」を演じています。

役柄の幅が広がるのは、役者にとってプラスですよね。

今回の徳川家慶役は、筆者も見ていて吐き気がしましたが、Xにはメイキング映像が流れていていい毒消しになりました。(笑)

これからも、どんどん変わった役に挑戦していただきたいですね。

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