『天空の城ラピュタ』はスタジオジブリの不朽の名作で、『バルス!』という呪文のセリフは、あまりにも有名ですよね。
他にも呪文を唱えるシーンがいくつか出てきますが、それらの呪文の意味を知っている方は、少ないのではないでしょうか?
ここでは、ジブリの名作『天空の城ラピュタ』のラピュタとはどういう意味なのか?また数々の呪文の意味や由来について、また呪文のセリフ全文もご紹介いたします!
ラピュタの意味は?何語?
本作の名前でもある”ラピュタ”という単語は日本人にはあまりピンと来ないかもしれませんが、実はスペイン語で”売春婦”という差別的な意味があるので、海外の人にしたらなかなか強烈なタイトルですよね。
そのため海外でのタイトルに”laputa”を使わない配慮がされているそう。
海外(特にスペイン系が多い地域)での『天空の城ラピュタ』のタイトル
- 英語版:Castle in the Sky
- スペイン語版:El castillo en el cielo
宮崎駿監督が”ラピュタ”という名前にした理由は、有名な冒険小説である『ガリバー旅行記』の作中に登場する空飛ぶ島”ラピュータ”が由来だと言われています。
ラピュタの滅びの呪文・バルス、困った時のおまじない・リーテの意味は?呪文セリフ全文も!
『天空の城ラピュタ』の作品の中で登場する呪文と意味についてご紹介します。
「バルス」
飛行石に触れながら唱えると、ラピュタの中心部にある飛行石の核が消失し、ラピュタは空中分解され崩壊する滅びの呪文で、意味は「閉じよ」。
物語の終盤で、シータとパズーが手をつなぎ、声を揃えて「バルス!」と呪文を唱えると飛行石が発光し、その光でムスカは失明、崩れる城の瓦礫と一緒に海に落ちていくシーンは印象深いですよね。
「リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール」
シータがおばあちゃんに、困ったときに唱えるよう教わっていた呪文で、意味は「我を助けよ、光よよみがえれ」。
実際にシータが呪文を唱えると、飛行石から放たれた光がラピュタの方角を示したり、ロボット兵がシータを守るために動き出したりと、この呪文は飛行石やロボット兵が、ラピュタの王族の命令を守り使命を果たすための呪文なのです。
ラピュタの意味や滅びの呪文・バルスの意味は?呪文セリフ全文も!
他にも映画には登場していない呪文があり、設定資料集にて公開されているものをご紹介します。
「レヂアチオ・ルント・リッナ」
パズーとシータがドーラ一家とラピュタへ向かう途中に、巨大な積乱雲である竜の巣へ突入するシーンで、シータが唱えるとラピュタを覆っていた竜の巣が弱まるという呪文で、意味は「ものみな静まれ」。
「シス・テアル・ロト・リーフェリン」
同じく竜の巣のシーンで唱える予定だったもので、ラピュタへ通じる道が開かれる様子が準備稿に描かれていて、意味は「失せしもの汝、姿を現せ」。
このように準備段階の台本では、シータは上手く呪文を操ってパズーやドーラ一家をラピュタへ導いていますが、実際の映画本編の何も知らないシータとは、少しイメージが変わってきますね。
ラピュタの意味や滅びの呪文・バルスの意味は?呪文セリフ全文も!まとめ
ここでは、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のラピュタの意味や由来について、また作品に出てくる呪文の意味などについてもご紹介いたしました!
『天空の城ラピュタ』がテレビ放映されるとSNSで「バルス!」と同じタイミングで投稿するという”バルス祭り”がおなじみとなっているそうなので、家族や友人と一緒にバルス祭りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。