2023年7月テレビ東京 深夜枠で放送中のドラマ『初恋、ざらり』。
原作はざくざくろがTwitter上で連載していた漫画です。
軽度の知的障害を持つ女性と、先輩男性との交際を描いた等身大のラブストーリー。
出演は小野花梨さん、風間俊介さん、若村麻由美さん。
ドラマは、原作者が驚くほどの再現度で話題になっていますね。
特に風間俊介さん演じる岡村龍二はリアルで、眼が釘付け。
この記事では風間俊介さんの経歴、おすすめの出演作についてご紹介したいと思います。
風間俊介さんのプロフィール
1983年6月17日生まれ。東京都出身。
1997年にジャニーズ事務所に入所。
以後、ジャニーズJrとしてTOKIO、V6などのバックダンサーを務めていました。
1999年にTBSドラマ『3年B組金八先生第5シリーズ』で二面性のある問題児(兼末健次郎)を演じて注目されます。
2011年に『それでも、生きてゆく』で未成年殺人犯を演じ、数々の賞を獲得。
2012年には連続テレビ小説『純と愛』でヒロインの夫役を演じています。
知名度が一気に上がり、俳優としての実力も世間の知るところとなりました。
2013年に一般人女性とご結婚。
現在、1児の父。
声優やリポーターもこなし、ディズニーランドのガイドブックを出すなど、多方面で活躍しています。
風間俊介さんのおすすめ出演作3選!
ドラマ『それでも、生きてゆく』
2011年、フジテレビ「木曜劇場」で放送された坂元裕二ドラマです。
ある殺人事件の被害者・加害者両家族の苦悩と再生を描いた名作。
風間俊介さんは作中、友達の妹を殺害し、少年院に入った三崎文哉(改名後は雨宮健二)を演じました。
風間俊介さんの演技は強烈でしたね。
私は今でも、俳優が演じた殺人犯の中で一番リアルだと思っています。
「存在しそう」という点ではハンニバル・レクター博士より怖い!
三橋文哉は出所後、果樹園で働くのですが、おとなしく勤勉な青年なのに眼が虚ろ。
台詞が少ない役柄ですが、心の奥底にある狂気が伝わってきました。
実はこのドラマで、坂元裕二さんは結末を決めていなかったそうです。
風間俊介さんの演技を見て、三橋文哉が再び罪を犯す展開になったと知って納得しました。
瑛大さん、満島ひかりさん、榎本明さん、大竹しのぶさん他、超豪華キャスト。
まだ見ていない方はぜひ、どうぞ。
ドラマ『問題のあるレストラン』
2015年、同じ坂元裕二脚本のドラマ。
こちらもフジテレビ「木曜劇場」で放送されました。
社会で理不尽な扱いをされた女性たちが集まり、レストランを開くというストーリー。
ジェンダーの問題を扱い、多くの女性から支持されました。
放送当時、ドラマの名セリフがSNSを沸かせていましたね。
風間俊介さんが演じたのはヒロインの親友 五月の恋人(高村 新)。
職場のパワハラ・セクハラで傷を負った女性をやさしく支える男性を好演しました。
出番は第7話〜9話と少ないのですが、ドラマの後半で「一筋の光」となる重要人物。
東出昌大さん、菅田将暉さん、矢野聖人さんなどイケメンが数多く出演していましたが、風間俊介さんが一番「いい男オーラ」を出していましたね。
高畑充希さん演じる川奈藍里が「あの彼氏さん、あたしがこの5年間目にした中で、一番カッコイイ」というシーンも説得力がありました。
映画『鳩の撃退法』
2021年に公開された、佐藤正午原作の映画です。
風間俊介さんは幸地秀吉(こうち ひでよし)役。
バーを経営する落ち着いた男性で、実は血のつながらない娘を育てる複雑なキャラクター。
ある事件をきっかけに一家失踪してしまいます。
くちびるの片方だけを上げる、自嘲的な笑顔が特徴。
子供が散らかしっぱなしにしたおもちゃを片付けるシーンは、生活感がにじみ出ていました。
風間さんは所作がきれいなので、小道具を使った演技が映えますね。
藤原竜也さん、豊川悦司さんなどと並んでも遜色のない存在感がさすがです。
まとめ
犯罪者から包容力のある男性まで、幅広い演技を見せてくれる風間俊介さん。
『初恋、ざらり』は代表作のひとつになりそうですね。
これからの展開、彼の演技から目が離せません。