2008年公開のジブリ映画「崖の上のポニョ」は人間になりたい魚(ポニョ)と人間の男の子(宗介)の交流を描いたストーリーですが、他の登場人物も個性豊かな人物が揃っていますよね。
映画に登場する車椅子のトキさんというおばあちゃんが、ポニョのお父さんのフジモトによく似ていて2人は親子ではないかという話もあります。
「崖の上のポニョ」のトキさんとフジモトは本当に親子なのか、血縁関係にあるのか考察してみました。
崖の上のポニョ・フジモトとトキって親子って本当?
映画では二人の関係について描かれていないため分かっていませんが、SNSの考察などではフジモトとトキさんの独特な鼻がそっくりなので親子ではないかという説が多くあります。
しかしフジモトとトキさんの年齢を計算してみるとフジモトの方がはるかに高齢なんですよね。
小さなポニョのお父さんですが実際の年齢は140才だと言われているんです。
というのもフジモトの乗ったノーチラス号は1865年に海に潜っており、「崖の上のポニョ」の時代設定はデイサービスがあることから1980年以降の現代と思われるのでフジモトは140歳以上という計算になります。
魔法使いですから140歳でもおかしくないのですが、トキさんは人間なので2人が親子というのは無理があるのではないでしょうか。
ただ独特の鼻がそっくりなのでもしかしたら、トキさんのおじいさんや親戚関係という設定の可能性はあります。
崖の上のポニョ・トキってってどんなキャラクター?
車椅子に乗っている「ひまわりの家」の利用者トキさんは、3人のおばあちゃんの中では口は悪いですがしっかりした考え方の人です。
トキさんは宮崎駿監督のお母様がモデルになっていおり、結核を患って自宅療養をしていましたが明るくずばずばものを言う人だったそうです。
トキさんはポニョに初めて会ったときに「人面魚」と言ってポニョを傷つけてしまうなど、憎まれ口の多い人ですが宗助を気づかう言動も多いんですよ。
宗介はポニョを3人のおばあちゃんにこっそり見せ、トキさんも宗介を心から心配していることから本当の孫とおばあちゃんのように接しているのが分かりますね。
崖の上のポニョ・フジモトとトキの関係図を考察
フジモトとトキさんは見た目からトキさんが母親でフジモトが息子なのではと予想していましたが、年齢からみて可能性としてはトキさんの祖先がフジモトなのではという考え方が正しいようです。
親子の線はないと思いますが、独特のわし鼻がそっくりなのでもしかしたら遠い親戚にあたるのかもしれません。
想像ですが2人は同じように訳があってそれぞれ自身の親(子)と離れて生活をしなければならなかったのではないでしょうか。
- フジモトには親の反対を押し切ってグランマーレと結婚し魔法使いになった過去がある
- トキさんはお子さんと何かの理由で離れ離れになってしまった過去がある?
フジモトは人間嫌いのわりに「ひまわりの家」のおばあちゃんに親切ですが、親の反対を押し仕切ってしまったことに申し訳ない気持ちを抱えていて、トキに自分の親を重ねて見ていたのではないでしょうか。
トキは宗介が海から帰って来た時に宗介の母親であるリサを差し置いて宗介を抱きしめましたが、自分の子供が帰ってきてほしいという願いの表れとも取れます。
崖の上のポニョ/フジモトとトキって親子って本当?関係を考察!まとめ
2008年公開のジブリ映画「崖の上のポニョ」は人間になりたい魚の女の子(ポニョ)と人間の男の子(宗介)の交流を描いた物語です。
ポニョのお父さんのフジモトとデイサービスに通う車椅子のトキさんがそっくりなため親子ではないかと言われていますが、フジモトは140歳以上のため年齢から考えるとトキさんの祖先がフジモトである可能性が高いことが分かりました。
親の反対を押し切ってグランマーレと結婚し海に入ったフジモトと、何かの理由で子供と離れてしまったトキさんはリンクする部分があるのかもしれませんね。
フジモトとトキに注目して改めて観てみると新しい発見があるかもしれません。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。