映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のパート1が公開されたのは1985年、当時タイムマシンとして登場したデロリアンの魅力に憑りつかれてしまったという方も多いのではないでしょうか。
その後のパート3までドクとマーティーのコンビによるタイムトラベルが描かれていますが、デロリアンは実在するのか、またどのような仕組みでタイムスリップするのか気になりますよね。
映画の中でもドクによって解説されていますが、よく分からないという方のために、この記事ではデロリアンのモデルとなった車種やその値段、タイムスリップの仕組みについて紹介します。
デロリアンは実在する?モデルとなった車種とその値段はどれくらい?
バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズに登場するタイムマシン、通称デロリアンは実在する自動車「DMC-12」がモデルとなっています。
1981年-1982年にかけてデロリアン・モーター・カンパニーが製造したスポーツカーが「デロリアン・DMC-12」です。
同社によって製造されたスポーツカーはこのモデルのみのため、単にデロリアンといえばこのモデルの自動車を指すそうです。
当時の価格で12,000ドルという価格からDMC-12の12がつけられたそうです。
デロリアンが発売された当時(1981年)は1ドル220円で、日本円での販売価格は約264万円となります。
現在の車の相場が300万円前後であることを考えるとそこまで高額な印象ではありませんが、当時では高級車の部類に入るのではないでしょうか。
デロリアン・モーター・カンパニーは初年度の売り上げは好調だったものの、社長が会社のお金を私的に利用したり、コカイン所持で逮捕されたりして、1982年には倒産してしまいます。
映画によって知名度がある車ですが2年で製造中止となってしまったため台数が少なく希少な印象がありますが、中古車販売サイトなどで見かけることもあるようです。
値段は販売店により差はありますが、1,400万〜1,800万程と当時の販売価格より大幅に上がっています。
デロリアン(バックトゥザフューチャー)がタイムスリップする仕組み・燃料を解説!
実在するデロリアンはスポーツカーとして作られましたが、映画に登場するデロリアンはタイムマシンに改造されています。
映画のデロリアンにはタイムトラベルを実現するために必要なY字型で3本の光るチューブの次元転移装置が搭載されています。
1.21ジゴワットの電力と時速88マイルのスピードを出す事でタイムスリップすることができるとなっていますが、この電力とスピードを出すために映画でも様々な工夫がされていましたね。
さらに、行きたい年代と月日、時間を入力するタイムサーキットを搭載し、これにより思い描いた場所に正確にタイムトラベルが出来るようになります。
これらの装置を動かすための電源装置があるのですが、登場する年代によって装置が異なります。
PART1ではプルトニウムを燃料として発電する超小型原子炉が搭載されており、この装置により1.21ジゴワットという電力を作っていました。
PART2では進化をとげ、家庭ごみを燃料として発電する超小型の核融合炉、ミスター・フュージョンが搭載されるようになりました。
このように、行きたい日付を決め、電力を発電する事で次元転移装置が動き出すといった仕組みになっているんです。
デロリアンは実在する?タイムスリップする仕組み・燃料を解説!まとめ
映画に登場したデロリアンはDMC-12というスポーツカーをモデルとしたタイムマシンで、現在も中古販売車で販売されていますが、今手に入れるのは価格・数を考えても容易ではありません。
映画の中でのデロリアンでタイムスリップするには電源装置を用いて電力を発生させ、次元転移装置へ電力を送る仕組みとなっていて、時速88マイルがキーポイントとなっていましたね。
こんな装置が本当に存在したら・・・と初めて映画を見た時はドキドキした方も多いのではないでしょうか。
シリーズ公開から30年以上たち、今もう一度見返してみても楽しめそうですね。
最後までお読み頂きありがとうございました!