英国の王として70年間女王を務めたエリザベス女王、そして”世界のプリンセス”として全世界から愛されたダイアナ妃、お二人は生前どのような関係だったのでしょうか。
両親の離婚後『白馬の王子様』に憧れていたというダイアナ妃と幼少期から王位後継者として育ったエリザベス女王ですが、ダイアナ妃がチャールズ皇太子と結婚後、どのような印象をもっていたのか気になります。
婚約当時のダイアナ妃は完璧な婚約者と言われ王室から気に入られていたようですし、お二人に共通点や共通の話題などはあったのでしょうか。
ここではエリザベス女王とダイアナ妃の関係、確執があったという噂は本当なのか、お二人の生涯について紹介します。
エリザベス女王とダイアナ妃の関係は?二人には確執があった?
ダイアナ妃がチャールズ皇太子と結婚したのは1981年、チャールズ皇太子は以前ダイアナ妃のお姉さんと交際していた時期があったようですが、英国王室に好印象だったのはダイアナ妃だったそうです。
結婚当時からダイアナ妃はプリンセスとして全世界から注目され、民家出身の女性が一躍時の人となります。
社交行事でもまだ慣れないダイアナ妃を女王は理解していたと言われていて、ダイアナ妃は女王を尊敬し「世界で一番の義母」だと話していたそうです。
しかしチャールズ皇太子との夫婦関係がうまくいかなくなった時、女王との関係一変します。
ダイアナ妃は浮気をしているチャールズ皇太子との関係を修復するためには女王の助けが必要だと考えていたようですが、ダイアナ妃の求める返答は得られなかったのです。
涙を流すダイアナ妃に対して女王は「どうしようもない」と答えたそうで、英国王室の評判を保つことを優先したそう。
その後ダイアナ妃は幸せな夫婦関係を演じる必要があり、とても辛い時期が続きます。
しかしダイアナ妃は言われるがままに生きるのではなく、元々の芯の強さからたくましくなり、楽しく優しい母、そして自立した女性を貫きます。
女王にとって王室のためを思うのなら『夫の浮気は見て見ぬふりをすればよい』という考えがあったのかもしれません。
ダイアナ妃とチャールズ皇太子が結婚生活15年で離婚となった時、エリザベス女王から出た言葉は「崩壊した家庭に育った娘を王室に受け入れました。その結果がこれです(引用:婦人画報)」だったとのことです。
ダイアナ妃ってどんな女性?
ダイアナ妃は3人姉弟の次女として産まれ、元保育士でした。
両親が幼くして離婚し、弟とともに父親に育てられ、10代後半にはロンドンで一人暮らしをしていたそうです。
社交的ではないもののスポーツが得意で礼儀正しい女性だったそう。
16歳の時、姉と交際していたチャールズ皇太子と出会い、19歳の時に交際がスタートします。
『白馬の王子様』に憧れたダイアナ妃は20歳で英国の王位継承者と結婚することに。
二人の息子が誕生し、とても楽しく優しいお母さんだったダイアナ妃、二人の息子さんもとてもお母さんが大好きだったそうです。
しかし幸せは生活は長くは続かず、結婚後5年がたった頃、夫が元恋人と浮気していることを知るのです。
なんとか関係修復を試みるも助けてくれる人もおらず、辛い日々が続いたようですが、強く生きることを決意し、仲の良い夫婦を演じることに終止符を打ちます。
保育士時代は内気な性格だったようですが、その時にはもう弱さはなく、強く優しい全世界が注目する女性となっていました。
結婚から11年たった1992年に夫婦は別居し、ダイアナ妃は事実上英国王室と決別しますが、それまで続けてきた活動に注力し、地雷廃絶活動で内戦地を訪れたり、貧しい国の教育問題などに取り組んでいきます。
チャールズ皇太子と別居後は英国王室から守られることもなくなり、パパラッチに追い掛け回されるようになり、とても悩んでいたそうです。
離婚後、交際していたエジプトの大富豪モハメドアルファイド氏の息子とのキス写真を撮られ、更に追いかけられるように。
このキスは元夫チャールズ皇太子を挑発するためだったと言われていますが、この写真がきっかけでパパラッチによる事故に巻き込まれ36歳の若さで亡くなってしまうのです。
エリザベス女王ってこんな女性!
エリザベス女王はアルバート王子(のちの国王・ジョージ6世)とエリザベス妃の第一子として1926年に誕生しました。
11歳の時に父が国王となると、それまでに増して教育を受けるようになったそうです。
エリザベス王女が13歳の時、父母、そして妹と訪れた海軍大学で、のちに夫となる18歳のフィリップ氏(ギリシャの王子)に出会い、一目惚れ!
王女は海軍将校だったフィリップ王子に夢中になってから8年の時を経て、初恋を実らし結婚の日を迎えます。
その後2人の子供を授かった後、エリザベス王女は国王となりますが、お二人を記録した写真はとても幸せそうなものばかり。
国王であるのエリザベス女王とフィリップ殿下の妻としての顔は違っていたのかもしれません。
38歳で第四子となるエドワード王子を出産し、4人の母に。
4人の子供たちのうち、3人が離婚するとエリザベス女王の母親としての評価を問う声もあったようですが、チャールズ皇太子を除いた3人の子供は母親からの愛情を語っています。
国王として公務に追われる日々の中、子供達と過ごす時間を作る努力をしていたようで、それは孫が誕生したあとも同じだったそうです。
そして何よりフィリップ殿下を見つめるエリザベス女王の写真は笑顔が多く、74年間の結婚生活を通じてとても大切な存在であり愛する人だったということがよく分かります。
エリザベス女王とダイアナ妃の関係は?確執があった?二人の生涯について!まとめ
ここではエリザベス女王とダイアナ妃の生前の関係、確執があったという噂について紹介しました。
お二人の関係が悪化したのはチャールズ皇太子が関係しており、国を守る立場であるエリザベス女王はダイアナ妃を守ることは出来なかったのかもしれません。
英国王室の女性は世界から注目される存在であり、どちらも強く偉大な女性であったことは間違いありませんね。
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