テレビ番組「はじめてのおつかい」は1991年頃から放送がスタートし、まだおつかいに行ったことのない小さな子供が初めてのおつかいを頑張る姿と温かいナレーションで、思わず泣いてしまう方も多いのではないでしょうか。
「はじめてのおつかい」のナレーションを20年間務めた近石真介(ちかいししんすけ)さんが2022年10月に老衰で逝去されましたが、あの優しい声が聞けなくなるのは寂しいですよね。
「はじめてのおつかい」の放送は不定期の特番として放送されていますが、以前は誰が声優をされていたかご存じでしょうか。
また今後のナレーションを誰が務めるのかも気になります。
ここでは「はじめてのおつかい」の次のナレーションは誰なのか、以前の声優は誰だったかご紹介します。
はじめてのおつかい」次のナレーションは誰?
1991年から始まった「はじめてのおつかい」のナレーションを初回から2021年まで務めたのは近石真介さんで、以降も番組内で過去作が放送されているので今のところ全放送に出演していることになります。
2022年7月16日放送「はじめてのおつかい夏の大冒険SP」ナレーション
- 入江加奈子さん(舞台女優)
- 花江夏樹さん(声優)
- 林家たい平さん(落語家)
2022年7月に放送された際は上の3名がナレーションを務めていますが、今後もメインのナレーションを務めるかどうかは分かっていません。
「はじめてのおつかい」は例年夏と年明けにスペシャル番組として放送されているので、次の放送はおそらく2023年1月頃となり、新しい方が起用されるのか、毎度違う方が担当するのか明らかになるのではないでしょうか。
「はじめてのおつかい」前の声優は誰だった?
「はじめてのおつかい」の20年の放送期間には多くの人がナレーションを務めていますが、声優では『ドラゴンボール』の孫悟空でおなじみの野沢雅子さんや、『北斗の拳』でラオウを務めた内海賢二さんがいます。
これまでのナレーター
- 麻生美代子(声優・女優)
- 野沢雅子(声優)
- 山本圭子(声優)
- 室井滋(俳優)
- 内海賢二(声優)
ゲストナレーター
- 坪倉唯子(歌手・B.Bクィーンズ)
- 高橋克実さん(俳優)
- 貫地谷しほりさん(女優)
- 八嶋智人(俳優)
- 石原さとみ(女優)
他にも、声優以外では高橋克実さんや室井滋さんなど多くの人がナレーションを担当されてきました。
「はじめてのおつかい」ナレーション、近石真介さんのエピソードは?
「はじめてのおつかい」は子供たちが必死に頑張る姿にハラハラしたり、子供の不安な気持ちが伝わってきたりと、色々な気持ちを感じられる番組ですよね。
ナレーションを20年以上務めた近石さんは、涙腺がどんどん緩くなってしまって涙ぐみながら台本を読んだこともあったそうです。
涙声のナレーションも採用されているので、視聴者もより感情移入してしまっていたのかもしれませんね。
近石さんは「サザエさん」初代のフグ田マスオの声を担当(1969~1978年)していたことでも有名で、マスオさんの声優を始めた38歳頃はプライベートでも父親で、息子さんもちょうどタラちゃんと同じくらいだったそう。
近石さんはその時のことを、普段の生活なのか仕事なのかよく分からなくなっていたと語っていたので普段もマスオさんのように優しいお父さんだったのでしょう。
アニメの収録は声優が個別に録る「抜き録り」という方法もあるのですが、サザエさんでは出演者全員が集まって収録することに現在でもこだわっているようです。
近石さんがマスオさんを降板したのも舞台公演やラジオの仕事でスケジュールが合わず、そうでなければずっと続けていたかったと語っていました。
「はじめてのおつかい」次のナレーションは誰?前の声優は誰だった?まとめ
「はじめてのおつかい」は番組スタッフや近隣住民がこっそり見守られながら、小さい子供がおつかいに行く番組で20年も続いている人気番組です。
番組当初からナレーションを務めていた近石真介さんが逝去されましたが、今後も過去の放送を番組内で振り返ることも多々ありますよね。
これからも「はじめてのおつかい」の放送をが楽しみにしています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。