15歳のカミラ・ワリエワ選手のドーピング問題で注目されているコーチのエテリ・トゥトベリーゼさん。
トゥトベリーゼさんは厳しい指導法や冷静沈着な様子から「氷の女王」と呼ばれていますが、ワリエワ選手をはじめトゥルソワ選手・シェルバコワ選手も指導しているんですよね。
そんなトゥトベーリゼさんが実際に行っている指導はどのようなものなのでしょうか。
ここではカミラ・ワリエワ選手のコーチであるエテリ・トゥトベリーゼさんについて紹介します。
ワリエワのコーチ、トゥトベリーゼの他の教え子は?
トゥトベリーゼさんが人気コーチとなったのは、2014年のソチオリンピック以降と言われており、このオリンピックで教え子のユリア・リプニツカヤ選手が活躍したためです。
あの、ザギトワ選手もトゥトベリーゼさんの教え子なんですよね。
そして現在トゥトベリーゼさんがワリエワ選手以外に現在指導している選手は、今回の北京オリンピックにも出場されている、アレクサンドラ・トゥルソワ選手(SP4位・銀メダル)とアンナ・シェルバコワ選手(SP2位・金メダル)です。
教え子3人全員がSPで4位以内、そして北京オリンピックの結果としては全員が4位以内です。
トゥトベリーゼさんは選手が優勝しても決して褒めないようで、結果を出しても評価してもらえないことに耐えられなくなったトップ選手が何人も彼女から去っていったようです。
ワリエワはあきらめた?コーチが怒り
心身ともに負担があったことは明らかなワリエワ選手はフリーで多くのミスをし4位という結果になりましたが、SNSでは「わざと失敗した?」「表彰台にあがることは許されなかったのでは」と噂されています。
しかし演技後コーチが怒りを露わにしていることから、もしわざとだったとしてもワリエワ選手自身の判断ということではないでしょうか。
トゥルソワコーチはワリエワ選手に対して「なぜあきらめたの?説明して」と一番に声をかけたようです。
演技中・演技後のワリエワ選手の様子は見ているこちらも辛くなる姿でしたが、たとえ表彰台にあがれないとしてもコーチはワリエワ選手が教え子の中で一番になることを望んでいたのでしょうか。
もしくは教え子の3選手がメダルを総なめにできなかったことが悔しいのでしょうか。
シェルバコフ・トゥルソワのコーチでもあるトゥトベリーゼの指導法は?
エテリ・トゥトベリーゼさんは元フィギュアスケート選手であり、20代前半からコーチとして活動されています。
そんなトゥトベリーゼさんは「女子フィギュアスケート界を変えた」とまで言われていますが、どんな指導法をされているのでしょうか。
アスリート養成校「サンボ70」で指導しているトゥトベリーゼさんは、「選手のキャリアを短くさせる」「厳しすぎる」と指導法が問題視されることもありました。
キツイ体重管理・休憩なしで1時間半通して練習・年齢に関係なく怒鳴るなどの内容が報道されていますが、ご本人は生徒を愛しているからと話しているようです。
『やりたくないを超えてやらなければいけないことをやらせるだけ』という言葉は、指導の厳しさを物語っていますが、心の問題を抱え将来を有望視されていた選手が若くして引退してしまったケースもあるようです。
実際にアリーナ・ザギトワ選手も15才で2018年平昌オリンピックで金メダルを獲得しましたが、その後不振となりフィギュア個人への競技へは参加しなくなっています。
成長期である若い世代の選手に行き過ぎた体重制限・精神的負担をかけているのではないかと問題の声も多いのが事実なんですよね。
ワリエワのコーチ・トゥトベリーゼはどんな人?
名前:エテリ・トゥトベリーゼ
生年月日:1974年2月24日(47才)
出身:ロシア・モスクワ
婚姻:未婚
子供:娘あり
フィギュアスケート選手であり、のちにアイスダンスの選手となったエテリ・トゥトベリーゼさんは、18歳でアメリカに移住し3年後コーチの道をスタートさせました。
初めは十分な練習ができない環境で指導していたようですが、2014年シーズンの30代半ばから教え子が次々と好成績をおさめるようになりました。
ワリエワのコーチ・トゥトベリーゼはどんな人?教え子や指導法は?まとめ
ワリエワ選手をはじめ、トゥルソワ選手・シェルバコフ選手のコーチである、エテリ・トゥトベリーゼさんについて紹介してきました。
オリンピックで教え子全員が好成績というのは素晴らしいのですが、若くして引退に追い込まれる選手が多いのはその指導法にも原因がありそうですね。
3選手の今後も気になります。
ご覧いただきありがとうございました。