ドラマ化された「親愛なる僕へ殺意をこめて」の放送がスタートしましたね。
山田涼介さん演じる主人公・浦島エイジは原作のイメージ通りで、二面性がある怖い人格には見えないところがこの物語の魅力ではないでしょうか。
そんなエイジの彼女・京花はとても優しく、エイジを大切に思っているように見えますが、何か引っかかるものを感じませんでしたか?
エイジが3日間も寝込んでいてもあっさりとしていましたし、殺人鬼の息子だと知っても動揺する姿も見せず違和感を感じます。
一体京花は何者なのでしょうか。
ここでは「親愛なる僕へ殺意をこめて」の登場人物・京花の正体や怪しいポイントや裏があるかについてネタバレを含み紹介します。
「親愛なる僕へ殺意をこめて」京花の怪しいところは?裏がある?
「親愛なる僕へ殺意をこめて」に登場する京花は主人公・エイジの恋人であり、エイジと同じ明京大学へ通う2年生。
友人たちのノリに疲れた様子を見せたエイジに京花が歩み寄り、親しくなりました。
エイジは殺人鬼LLの息子だという過去を捨て、保護司である養父(浦島亀一)の家庭で育ち、普通の大学生として生活していましたが、LLの模倣事件が起こったことでエイジの素性が校内に広がってしまいます。
京花もこの時初めてエイジの過去を知ったはずなのですが、京花はエイジに確認することはなく、動揺も見せませんでした。
普通なら恋人の悲惨な過去を知ったら、何かしら態度に出るはずですし、エイジのキャラクターを考えてもその情報は嘘ではないかと思うのではないでしょうか。
またエイジが熱を出して3日間寝込んだ時、普通なら恋人が熱があり何日も目を覚まさないでいたら、病院へ連れて行きませんか?
京花はエイジを独りにし、大学で出会って「熱は下がってるね」の一言、どう考えても不自然ですよね。
この3日間の間にデートクラブで働く女子大生・畑中葉子が拷問の末殺害され、警察との話で自分が二重人格であることをエイジは知りますが、3日間の間に京花はエイジの別人格B一に会っていると考えるのが自然ではないでしょうか。
ではなぜそれを隠しているのか…を次でご紹介します。
「親愛なる僕へ殺意をこめて」京花の正体は?
京花(雪村京花)の本名は白菱京花、実は養護施設の出身で雪村家には養子として入りました。
京花はある事件がきっかけで施設に預けられることになったのですが、その事件とは京花の姉がLLによって殺されてしまい、しかもそれは京花にとって喜ばしいことだったんです。
これだけだと???という感じですが、京花は子供の頃に母から虐待を受けていて、父も姉も見て見ぬふり、京花には逃げ場がありませんでした。
そんな時姉・凛がLLによって殺され、家庭はバラバラに…京花にとっては虐待される生活から解放されたという気持ちだったんです。
その後京花はLLを崇拝するようになり、LLの息子であるエイジに近づくことでLLの面影と重ねているのです。
「親愛なる僕へ殺意をこめて」京花の目的は何なのか
前述で京花の正体についてお話ししましたが、では京花の目的とは何なのでしょうか。
大学生になった京花を苦しめている人物はおらず、誰かに復讐する目的もありません。
ただ京花が望んでいることは、
『LLから認められる存在になること』
一人ぼっちだと感じ続けていた京花は、LLに認めてもらうことが生きがいなんです。
京花はエイジを傷つけるつもりはなく、むしろLLが認めたエイジの本来の人格を取り戻すためエイジに近づいているのです。
ドラマではいつ京花の本性が見えてくるのか、楽しみですね。
「親愛なる僕へ殺意をこめて」京花の正体は?怪しいし裏がある?まとめ
ここでは「親愛なる僕へ殺意をこめて」の京花の正体についてネタバレで紹介しました。
ドラマでは門脇麦さんの演技が素晴らしく、原作を知る者としては要所要所に怪しさを感じられました。
登場人物の過去がこれからどんどん分かってくるのではないでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。